消化器外科・乳腺外科について
更新日:2024年10月1日
外科の対象疾患といたしましては、胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓・乳腺といった主要臓器の悪性腫瘍(がん)に対する手術・化学療法が中心となっております。また地域包括ケア病棟を保有し、がんによる痛みや不快な症状を和らげ患者さまとご家族が安心して過ごせる環境を整えています。
手術内容に関しましては、虫垂炎、ヘルニア、胃・大腸切除や乳腺切除などの標準的な手術から、肝切除や、膵頭十二指腸切除のような肝胆膵症例まで幅広く対応させていただいております。
胃・大腸のポリープや早期癌におきましても、EMR(内視鏡的粘膜切除術)やESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの内視鏡的治療を積極的に取り入れております。
また、抗癌剤を用いた化学療法に関しましても、外来診療を中心に行っておりまして、日常生活を維持しながらも治療の継続が可能となるよう配慮しております。
令和6年10月より消化器外科常勤医1名が入職しました。内視鏡検査、手術対応が可能な4名の常勤外科医師体制で診療を行っていきます。また常勤外科医4名すべてが『外科専門医』であり『がん治療認定医』を持つ医師も所属し、骨太の体制を整えておりますので外科治療がより安定したものとなっております。
人はみな病気になると不安になります。ましてや手術を受けるとなると一大事であります。きめ細かな対応を心掛け、清水地区のみなさまに「安心」と「信頼」を提供できる外科を目指していきたいと思います。
診療実績
手術件数実績(2022~2024)
単位:件
麻酔・術式 | 年度 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
総手術件数 | 131 | 152 | 169 | |
全身麻酔症例 | 件数 | 97 | 116 | 136 |
食道がん | 1 | 0 | 0 | |
胃がん | 7 | 7 | 1 | |
大腸がん | 15 | 19 | 24 | |
肝切除 | 3 | 1 | 0 | |
膵切除 | 2 | 0 | 0 | |
乳がん | 12 | 18 | 16 | |
その他 | 57 | 72 | 95 | |
腰椎麻酔 | 件数 | 11 | 19 | 16 |
内訳 | ヘルニア | 11 | 18 | 12 |
肛門 | 3 | |||
その他 | 0 | 1 | 1 | |
局所麻酔 | 件数 | 23 | 17 | 17 |
腹腔鏡下手術 | 件数 | 58 | 71 | 102 |
内訳 | 胃切除 | 0 | 0 | 0 |
大腸切除 | 13 | 15 | 22 | |
虫垂切除 | 10 | 11 | 14 | |
胆のう摘出 | 17 | 17 | 27 | |
ヘルニア | 17 | 25 | 33 | |
直腸脱 | 0 | 0 | 5 | |
その他 | 0 | 3 | 1 | |
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) | 3例3病変 | 3例3病変 | 1例1病変 |
消化器系内視鏡検査検査実績(2022~2024)
単位:件
検査手技 | 年度 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
上部消化管内視鏡検査 (GF) |
総検査数 | 1613 | 1584 | 1675 |
うち、主な症例 | EMR,polypectomy | 4 | 1 | 2 |
食道ESD | 1 | 0 | 0 | |
胃ESD | 2 | 3 | 1 | |
止血術 | 1 | 7 | 5 | |
異物除去 | 2 | 7 | 0 | |
消化管ステント | 3 | 3 | 3 | |
下部消化管内視鏡検査 (CF) |
総検査数 | 457 | 441 | 536 |
うち、主な症例 | EMR.polypectomy | 66 | 183 | 304 |
止血術 | 7 | 1 | 2 | |
消化管ステント | 5 | 10 | 11 | |
ERCP (内視鏡的逆行性胆道膵管造影) |
総検査数 | 29 | 32 | 38 |
うち、主な症例 | EST | 12 | 3 | 18 |
ENBD (内視鏡的経鼻胆道ドレナージ) ERBD (内視鏡的逆行性胆道ドレナージ) |
5 | 6 | 3 | |
金属ステント | 5 | 19 | 11 | |
PTBD (経皮経肝胆管ドレナージ) PTGBD (経皮経肝胆嚢ドレナージ) |
総検査数 | 5 | 4 | 10 |
TACE (肝動脈化学塞栓術) |
総検査数 | 12 | 13 | 2 |
※2011年1月1日の手術症例から登録がスタートします。
お問い合わせはホームページ内のフォームからお願いいたします。
(社) National Clinical Database
●院内製剤 “2%ピオクタニンブルー(メチルロザニリン塩化物含有製品)”使用について
担当医師
成島 道樹
副院長
岡山大学医学部卒
所属学会
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本乳癌学会、日本臨床栄養代謝学会
認定医・専門医評議員
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、日本臨床栄養代謝学会認定医、マンモグラフィー認定読影医、
松永 晃直
診療部長
千葉大学医学部卒
専門医
日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡専門医
出口 貴司
診療部長
香川医科大学医学部卒
認定医・専門医・評議員
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本肝胆膵外科学会評議員
知久 才穂子
診療副部長
旭川医科大学医学部卒
認定医・実施医
日本外科学会専門医、下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施医
石川 偉一朗
新入医師からのヒトコト
消化器外科 診療部長 出口貴司医師
消化器外科に入職しました出口貴司です。診療疾患は胃癌、大腸癌の悪性疾患、胆嚢結石症や鼠経ヘルニアなどの良性疾患と全般に対応しています。特に肛門疾患への診療に力を入れたいと思っており、いぼ痔と言われる内,外痔核、肛門の周りが切れる切れ痔(裂肛)、お尻の周りから膿が出てくる痔瘻、肛門から腸が垂れ落ちてくる脱肛などの良性疾患から、肛門管癌,直腸癌などの悪性疾患まで幅広く診療します。肛門疾患は受診の恥ずかしさが大きく、診察時には「恥ずかしい」との声が多いのが現状です。しかしながら長年悩まれている方が多く、治療後は「もっと早く受診すればよかった」と言われる方がほとんどです。
肛門疾患は悪化すると排便機能の低下など日常生活に直結する疾患であり、早期に適切な治療を行うことが重要です。肛門の痛み、かゆみ、出血、脱肛、残便感、違和感などの有症時には早期の受診が重要と考えています。また診察時の恥ずかしさを軽減するため、肛門外来という表示はせず、外科外来の一環として専門外来を行うなど工夫をしています。また内痔核に対しては入院による手術治療だけでなく、痛みの少ない注射で治すいぼ痔治療:四段階硬化療法(ALTA療法)を外来治療として行うこともできます。
肛門の診察を受けることは恥ずかしく、受診しにくいと思われがちです。しかし、お尻の病気はほとんどの人が多かれ少なかれ罹患している一般的な病気です。来て良かったと思われるような外来にしていきたいと思いますので、お悩みの方は御相談ください。