単純X線撮影
単純X線撮影とは
単純X線撮影とは人体にX線を照射して写真を撮る検査です。
人体は骨、筋肉、軟部組織、脂肪、空気などで構成されており 組織によってX線の透過率が異なります。骨などはX線が透過しにくい為、写真上白く写ります。逆に空気などは X線が透過しやすい為黒く写ります。単純X線撮影は、人体を透過したX線の量を白黒の写真として表す検査です。
単純X線画像
胸部
肺や心臓の疾患の診断が目的です。肺の状態や心臓の大きさ、血管や気管支の太さ等がわかります。
腹部
腸管内ガスや食物残渣の状態を知ることが出来ます。
また、尿路結石や腹水等の他、腰椎や骨盤の変形等もわかることがあります。
骨格系
骨折、脱臼、変形などがわかります。骨折部位や病変の形状を知るために、多方向から撮影を行います。
撮影時の注意
撮影する部位に異物(金属、プラスチック等)が写ってしまうと、撮り直しになる事があります。金具の付いた下着、使い捨てカイロ・湿布・ネックレス・ヘアピンなどが撮影部位にあるときには必ず外してください。
妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方は、必ずお知らせ下さい。
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