超音波
超音波検査とは
人間の耳に聞こえる音の周波数は20~20000Hzと言われています。超音波とはこれより周波数が高く人の耳では聞くことが出来ない音をいいます。
超音波検査(エコーとも呼びます)は超音波を身体にあてて音の反射を利用して画像を作ります。
各臓器の様々な病気が分かります。ただし身体のコンディションによっては病変を発見しにくい場合があります。放射線を使わないので繰り返し検査することができ、妊娠の可能性がある方も安心して検査が受けられます。
検査方法
ベッドに仰向けに寝ていただきます。検査部位にゼリーまたはオリーブオイルを塗って超音波の器械を当てます。痛みを伴わない、ただ寝ているだけの検査です。
検査時間
約7~10分
超音波画像
産科領域
被ばくがなく安心して検査が受けられることもあり産科に於ける画像診断の中心は超音波検査です。推定体重などを計測し胎児の成長を診ることが出来ます。また胎児や胎盤臍帯などに異常がないかを調べます。
腹部
内臓の形態や内部の様子を調べます。主にこんな事がわかります。
肝臓:脂肪肝・肝硬変・肝嚢胞・肝血管腫・肝癌・肝石灰化 など
胆嚢:胆石症・胆嚢ポリープ・胆嚢腺筋症・胆嚢癌 など
膵臓:膵嚢胞・膵石・膵管拡張・膵癌 など
腎臓:腎臓結石・腎嚢胞・腎癌・腎萎縮 など
その他:子宮筋腫・卵巣嚢腫・前立腺肥大・虫垂炎・腸管の病変・ヘルニア など
乳腺
乳腺に『しこり』があるかどうかの診断に有効です。
特に40歳未満の方は乳腺密度が高いのでマンモグラフィで『しこり』がはっきりしない場合があります。超音波ではそんな場合でも『しこり』の診断ができます。
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